土地と建物の登記簿謄本のオンライン取得方法一部始終【確定申告時の住宅ローン減税用】
確定申告の時期になり、今年は我が家は住宅ローン減税の申請が発生しております。
家を買う機会なんて人生初ですので、当然初めてのことで色々滞っていますが、住宅ローン減税申請時に必要な「土地建物の登記簿謄本」という書類が必要になりました。
こちら法務局に直接行けばすぐに手に入るものなのですが、わざわざ行くのがめんどくさいし、オンラインで(インターネットから)申請すれば手数料も若干お安くなるということなので、土地・建物の登記簿謄本の請求をオンラインで申請してみることにしました。
実は家が完成した時点で、司法書士さんより予備の登記簿謄本はいただいておりましたが、こちらは家完成後に不動産取得税の軽減措置を受ける際に税務署に提出してしまったので、また新たに申請する必要が出てきました。
おそらく、家を建てたり、マンションを購入した際に土地・建物の登記簿謄本は手元にあるという方も多いと思うので、住宅ローン減税のためにインターネットから登記簿謄本を請求申請するという方はかなり少ないんじゃないかと思います・・・。
それでも私が実際に法務省の「登記・供託オンライン申請システム」を利用して登記簿謄本を申請する際にいくつか躓いた点がありましたので、せっかくなので一部始終を記事にすることにしました。
誰かの役に立ちますように・・・。
この記事のもくじ
法務省の「登記・供託オンライン申請システム」から登記簿謄本を請求
まず、オンラインで土地・建物の登記簿謄本の申請は法務省のリンク「登記・供託オンライン申請システム」から行います。
この申請システム見つけるまでにまず時間かかりました^^;。
最初は地方の法務局(私の場合は横浜)を見たのですが、オンライン申請ページがどれなのか結構わかりずらい・・・。
申請者情報登録
「登記・供託オンライン申請システム」のページにいったら、まずは申請者情報登録を行います。左上のパソコンボタンをクリックすると申請者情報登録画面へ移動。

利用規約が出てくるので・・・・サラッと読んで(ちゃんと読んだ方がいいと思いますが)、


そうすると申請者情報入力画面へ遷移するので必要事項を入力します。

申請IDなどは自分で勝手に決めてOK。
基本的にはここはスムーズに入力できましたが、「職業」の欄が「司法書士」とか「土地家屋調査士」とか専門職しか出てこないので一般人の私は「その他」を選択しました。
入力が終わって登録すると、メールに法務局オンライン申請システム登録完了メールが届きます。

オンライン上の画面では、登録完了画面に「証明書請求メニュー」というちっこい文字も表示されるので、こちらをクリックすると土地・建物登記簿謄本などの証明書請求メニュー画面に遷移します。
もしくは、登記・供託オンライン申請システムトップページの「かんたん証明書請求」ボタンをクリックでもOKです。

土地・建物登記簿謄本オンライン請求メニュー
証明書請求メニューはこんな感じ。不動産以外にも色んな登記関係の証明書が請求できるようです。

不動産用の土地・建物登記簿謄本の請求は一番上の項目「登記事項/地図・図面証明書交付請求書」をクリック。

すると不動産情報を検索及び入力するための画面に移動します。
自分の不動産情報を入力するのに「オンライン物件検索を使う」か「物件情報を直接入力する」か選択します。このとき、家を新築したり、マンション購入した時に司法書士さんなどからもらえる「登記識別情報」の書類がすぐに確認できれば「不動産番号」や「所在地」がすぐにわかるので楽ですが、よくわからない・・・という場合は、結局法務局に直接行った方がいいかもしれません。
登記上の所在地は住所とはちょっと違うのでややこしいんですよね。
私は「不動産番号」「所在地」ともにわかる書類が手元にあったので、建物の登記簿謄本は「物件情報を直接入力する」で行いましたが、土地は「オンライン物件検索」でやってみました。
何しろ初めてだったのでどっちがどういうやり方なのかわからず両方やってみるという結論に達しました・・・。
土地・建物登記簿謄本「物件情報を直接入力する」
土地・建物登記簿謄本「物件情報を直接入力する」を選択するとこんな感じ。

不動産番号がわかる場合は、それだけ入力すればいいので、直接入力の方が早いかもしれません。

土地・建物登記簿謄本「オンライン物件検索」
私は土地はオンラインで物件検索でやってみました。

今回私は土地と建物両方の登記簿謄本が必要だったので、まずは土地から。
所在地を入力していくとちゃんと登記に登録してある不動産情報の中から検索できました。

該当の物件が見つかったら、「追加」ボタンの後に「確定」で証明書の詳細を入力する画面に移行します。

土地建物登記簿謄本の共同担保目録と信託目録
ここで躓きました。
不動産情報は確定できましたが、その後の選択項目で不明点がいくつか。
「証明書の種類」
「請求の対象」
「共同担保目録」
「信託目録」
です。多分これかな~という項目は選んだのですが、間違って請求して住宅ローン減税の申請用には使えませんよとなるとショックすぎるので、こちらの選択項目は法務省と税務署に電話連絡して確認しました。

そこで管轄の税務署に電話確認したところ、以下のような回答をいただきました。
「請求の対象」:全部事項
「共同担保目録」:不要(除く)
「信託目録」:不要(除く)
一応これで大丈夫のはずですが、やはり管轄の税務署で確認することをお勧めします。
入力が終わると「次へ」をクリック。

土地建物登記簿謄本請求書作成
すると次は請求者の氏名や郵送方法などを入力・選択。

その後登記簿謄本オンライン請求手数料の電子納付のための名義などを入力(自動で入力されています)。


【電子納付手続きを忘れずに!】土地建物登記簿謄本請求書手数料
が、この後、電子納付手続きがあるのをお忘れなく!
電子納付を行わないと請求が自動的に中止・却下になってまいます。

こちらの処理状況確認画面が時間がたつと項目が変わっていき、右端に「納付」というボタンが現れたら、電子納付ができるようになります。

ちなみに、請求内容を送信してから、納付できるようになるまで5分程度かかりましたが、タイミングや状況などによってはもっと時間がかかる場合もあるようです。
どちらにしろ登録したメールにも処理状況は送られてきますので、メールも確認しながら待っていればそのうち納付できるようになるはずです。
納付まで完了したら後は届くのを待つのみ。
ちなみに、手数料は法務局に直接登記簿謄本を請求しに行くと1通600円ですが、オンラインで請求すると郵送だと500円、請求後受け取りだけ法務局に行くと480円でできます。
微々たる額ですが、法務局に行く手間も省けるし、自宅からオンラインでできるので、今回私は土地・建物登記簿謄本をオンラインで請求してみました!
後は土地・建物の登記簿謄本が届いたら、住宅ローン減税のために確定申告するだけです。
住宅ローン減税以外の確定申告の書類は諸々準備できていませんが・・・・。これからまた頑張ります。
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コメント3件
neco | 2016.12.01 14:00
きなこさん
ものすごくうれしいコメントありがとうございます!昨年確定申告の現実逃避(笑)で書いた記事で、誰も読まないだろうな・・・と思っていたので感無量です^^。
「共同担保目録」と「信託目録」詳しく書いてあるところないですよね^^;。専門の方にしたら不要なのでどうでもいいかもしれないのですが、私も心配性だったので問い合わせました~。
住宅ローン減税の申請頑張ってください!
私生活で愛のスマッシュを決めたバドミントン界のイケメン貴公子 | 2017.01.04 19:31
necoさん
はじめまして。
私もきなこさん同様に登記オンライン申請で悩んでいたところだったので、
本サイトの画像付き解説記事で救われました。非常に助かりました。
住宅ローン減税の申請お互い頑張りましょう!
私生活で愛のスマッシュを決めたバドミントン界のイケメン貴公子より。
きなこ | 2016.12.01 12:56
necoさん、初めまして。きなこと申します。
住宅ローン控除について調べていて、こちらに辿り着きました。
この冬、確定申告で住宅ローン控除を申請する予定なのですが、「共同担保目録」と「信託目録」について言及されているページがなくて困っていました。
どこにも書いていないということは、即ち「不要」という意味なのかもしれませんが…心配性のわたしには気になって仕方ありませんでした。(笑)
こちらの記事のおかげで安心して書類を請求できそうですので、お礼を申し上げたく、過去の記事ですが、コメントさせて頂きました! 有難うございました~!(*^-^*)